世界初??高級魚の家庭養殖キットがついに現実に!!
百貨店でも扱われ、京都の料亭でも人気の鮎のような美味しい川魚”ホンモロコ”の養殖キットを販売しています。
琵琶湖にしか生息しておらず、持ち出しも規制があるため非常に貴重なお魚です。
ホンモロコは、どこの田んぼの用水路にでもいるモロコとは全く別品種で味も雲泥の差があります。
とてもおいしく、成長も早く(半年で収穫)、飼育も簡単(コイの仲間なので水の汚れにも強く、金魚より飼いやすい)なので、5年ほど前に中高年の方を中心に休耕田での養殖ブームが起こりました。今は下火ですが。
その日本のホンモロコ養殖技術とブームを作り上げていった滋賀県のホンモロコ養殖会社の社長さんからホンモロコの親魚を、引退を機にご好意で譲っていただき(加えて養殖方法もレクチャーしていただきとてもお世話になっています)以降その貴重な親魚から繁殖させています。※一部は別ルートでの入手もしています。
養殖水槽、ろ過装置、循環ポンプ、ホンモロコの稚魚のセットです。稚魚300匹、容量750リットル水槽の基本セットで49800円です。(※現在注文が増え貴重なホンモロコが枯渇しそうなので、購入制限させていただいております。1匹単位から最大30匹までご購入いただけます。また、生態系保全の観点から、ご使用用途についてお尋ねしてから販売の可否を通知いたします。一度お問合せ願います。)
春に稚魚を養殖すれば秋には1000リットルの水槽あたりで3 kg~5 kgのホンモロコが収穫できます。
※空調制御された専用の部屋をリフォームして、水の浄化のためにアクアポニックス(同時に野菜も水耕栽培して水の汚れを肥料として吸収させて浄化させる仕組み)農法を採用すれば、1000リットル当たり1000匹、水揚げ10キロ超えの過密飼育も可能です!
産卵させて増やす場合は、必要な温度と日照時間が野菜のそれと異なるため、飼育場所に注意するしてください。(特に人工光には注意、夜にLED栽培の光が当たらないようにし、できるだけ自然界の日照に合わせる)できれば繁殖用のホンモロコ10匹程度を野外の別水槽で飼育されることをお勧めします。
家庭で裏庭養殖を始めて自給自足文化を作っていきましょう!(すでに日本で始まってますよ!自給ラボのシステムで~♪)
ウナギ・アユと並んでおいしい川魚トップ3に君臨するホンモロコのお味は・・・
最高に脂がのったアユの味!しかも秋には子持ちになります、脂ののったアユをシシャモ化したテクスチャーがたまりません~!
ホンモロコの養殖は魚が出すアンモニアやアンモニアから派生して蓄積する硝酸塩を取り除くために定期的な水替えが必要ですが、飼育水をLED水耕栽培の溶液として循環させて野菜を育てることで、水替えの頻度を数か月に1度程度に減らすことができます。(アクアポニックスシステム)
ぜひLED野菜栽培も同時に行ってみてください!野菜と魚が自給自足に挑戦していきましょう!
ホンモロコの詳しい飼育方法
ホンモロコの養殖はかなり前から確立されており、多くの文献が入手できます。詳しい飼育方法を知りたい方は以下の飼育説明に加えてそちらもチェックされることをおススメします!
以降のページを読む際の注意事項
以下は弊社が実際に飼育して得た知見などを踏まえてホンモロコの飼育方法を解説しています。弊社では、地球の循環を利用した栽培方法の実践のためにホンモロコを扱っていますが、養殖業者ではないので最新の注意は払っておりますが記載事項に誤り等があるかもしれません、他の文献などとも合わせてご確認いただくと嬉しいです。
ホンモロコの基本情報
①コイの仲間で汚れた水などの環境変化に強く飼いやすい!
②琵琶湖の固有種で、淡水魚。
③半年で収穫可能。自然界では4月に生まれ、10月に成魚になる。
冬場はじっとしていてあまり餌も食べず、産卵もせず増えない。
冬場にメスの卵が成熟し、春に産卵できるようになる。
④成魚は、メスが9~15 cm, オスは7~12 cmで、オスはメスより小さく
大きさのバラツキがある。メスは皆大きい。体重は10~15 g
⑤稚魚は生まれたての時は、ミジンコの赤ちゃんやワムシを食べ、1か月後に
は鯉のえさなども食べる。自然界でも同様にプランクトンを
捕食して成長する。養殖において一番の難関は、稚魚を鯉の餌が
食べられるサイズにすること。ミジンコやワムシは田んぼに自然発
生するので、放流する方法もある。ペットショップで手に入る餌としてはブラインシュリンプを使うとよい。
⑥琵琶湖からの持ち出しが禁止されており、入手は困難な品種。もちろん購入後に川に流すことも禁止、生態系を乱すので絶対ダメ。
⑦川魚でトップ3に入るおいしさと言われており、京都の高級料
亭でもふるまわれる。おいしく食べるコツは、収穫後すぐに調
理すること。炭火で焼いて塩をつけて食べるのがおススメ。
死後時間がたつと川魚特有の臭みが出てくる。
ホンモロコの詳しい情報
①天然と養殖ではサイズが1.5~2倍程度違う。これは自然界との餌違いが
関係している。
②冬はメスが子持ちになるので、焼くと子持ちししゃもにそっくり。
とてもおいしい。
③冬はホンモロコが卵を成熟させる大切な季節。ただし水温は0度を下回らないように注意。
④産卵は、水面に浮いている物体に対して行う。水中の水草には産
卵しないので注意。梅花藻など琵琶湖に生えている水草で、水に浮
くものを用意すると、4月~7月にかけて毎日産卵する。本格的に養殖するならキンラン(人工の藻)を浮かせた塩ビパイプに取り付けて産卵場とする。
⑤産卵した卵は、ほかの成魚が食べてしまうので、人間が回収する
必要がある。生まれたての稚魚も成魚に食べられてしまうので回収
するか隔離が必要。
⑥1匹のメスから2000匹以上の稚魚が生まれる。
毎年30匹程度種用に残して他は収穫して食べて良い。
⑦交尾は、水面でぴしゃぴしゃ音を立てるのですぐわかる。
交尾した後、水草を確認し、卵があれば分離する。
ホンモロコの詳しい情報
⑧ホンモロコの卵はエアーポンプで酸素を送らないと孵化せず
死ぬ個体が増える。
⑨産卵後1か月ほどブクブクをしていると生まれる。
⑩何個か水槽を作り、全滅しないように心がけるとよい。
夏場と冬場は温度変化で死にやすいので、エアコンの年中きいた
部屋に別水槽で数十匹飼育していると安心。
⑪空中に飛んでいる虫を、少しジャンプして水面に飛び出して食
べることがある。飛び出し防止用に水槽の蓋を用意するなどして対策すること。
⑫畑の害虫(アブラムシ、ナメクジなど虫全般)も好んで食べる。水面に落とすと
あっという間に食べられる。
⑬物陰に隠れる習慣がある。光から逃げる習性が
あるので、水草などで物陰を作ってあげると落ち着く。
⑭・体長1 cmに満たないときは、ミジンコの子供やワムシ,ブラインシュリンプなどを食べ、
人工飼料は食べない。
・体長2 cmを超えるころ、市販の鯉の餌も食べるようになる。
⑮1トンの水量につき300匹~1000匹を養殖できる。
⑯稚魚は生まれてから人工餌を食べれるようになるまで共食いを行い数が減る。
⑰休耕田での養殖は、鳥による捕食対策が必要。生態系を乱す危険性もあるので基本的には田んぼで養殖すべきでない。
日頃のメンテナンス
①濾過槽の排水パイプが詰まってないか確認。
詰まると水が溢れる大事故につながる。
②餌を魚に毎日やる。
③野菜の枯れかけor枯れた葉っぱは早めに取り除く
植物が自力で枯れた葉を落とすのに膨大なエネルギーが必要。
④ポンプにゴミが詰まって水流が弱まっていないか確認。
万が一ポンプが止まると、1日程度で酸欠により水槽の生き物が
多く死ぬか全滅する。
※万が一ポンプが止まってもいいように、エアーポンプも併用。
⑤魚の、餌に対する食いつきをチエックする。
食いつきが悪い場合は、水質や水温が良くない状態の可能性あり。
⑥水温を測り、夏場に32度を上回らないようにする。
冬場は5~10度以下にならないようにする。
下がりすぎる場合は、熱帯魚用ヒーター
を入れる。
⑦水のにおいが、腐ったようなにおいの場合、餌をやるのを控え、
数日様子見する。土のようなにおいがすれば、正常。
水が濁って臭いときも同様に餌を控える。
その他ホンモロコに関してよくある質問
・事業としてホンモロコをやっていきたい、安定した繁殖方法を教えてほしい
→お気軽にお問合わせください。(事業用の場合はコンサルティングは有料)
・自給ラボTV出演時にも紹介されてアクアポニックスで有名なティラピア(イズミダイ)は扱っていますか?
→ホンモロコのほうがおいしくて飼いやすいので販売していません。